全身麻酔または緊急時の挿管の準備

気道

SOAPの順に準備しよう

忙しい時や焦ったときでも仕事ができるように準備のルーチンワークの紹介です。緊急時では自分は換気をしながら指示を出す側に回ることも想定しておきましょう。

S:Suction(吸引)

特に緊急時の挿管では口腔内に唾液や出血、吐物がある可能性があります。このような場合は喉頭鏡をかけたら吸引チューブをもらって、吸いながら声門を出すという手技が必要になります。忘れたときに限って必要になることが多いので最初に準備しましょう。

O:O2(酸素、リークテスト)

患者さんに酸素が流れていく道に漏れ(リーク)がないか確認しましょう。準備がされていても外れやすいので再度根本から順にギュッと押し込んで起きましょう。詳しく知りたい人はリークテストを検索。

A:Airway(挿管チューブ)

P:Pharmacy(薬剤)

最後が薬剤です。ちなみに

CPAの時は不要です。なぜなら意識は既にないですし、痛み刺激に反応もなく循環が失われている状態だからです。

発展型

ここからは筆者オリジナルですがREM(ルートやエコー、各種モニター)と続けています。聴診器や固定のテープなど個々人で忘れやすいものを繋げてはいかがでしょうか。

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