まずは準備!
気道管理1で換気ができないとき、と話し始めましたが、準備段階で麻酔器のトラブルをチェックしてなくしておくというのが非常に重要です。ほんとによくあるんですよ準備不足。
step1:蛇管と人工鼻の接続確認
蛇管(患者さんへ伸びる、プラスチックの長い二股の管)を伸ばして麻酔器とくっついているところをもう一度押し込んでしっかりつけておきましょう。よく外れます!!人工鼻もぐっと押し込んで、CO2カプノメーター用の圧チューブがついてるかチェックしましょう。このCO2カプノのチューブと人工鼻の接続部も劣化で割れていたりするので、その時は新しいものにかえましょう。
リークテスト
酸素を6L、APL弁を70にして、左手で人工鼻の出口を押さえ、右手で膨らんできたバッグを押し込んでみましょう。リークがなければバックがしぼんでいくことはありません。これでバックがついていることが確認できます(あれ、バッグがない!?なんてこともあります)。リークがあるようならリーク音を探して、蛇管、人工鼻、バッグに空いてる場所がないかチェックしてみてください。見つかれば新しいものに交換すればいいです。それでもわからなければ上級医の先生に相談しましょう。場合によっては人工呼吸器の取替が必要かもしれません。
step3:マスクを取り付けて完成
酸素をOFFしてAPL弁をMINに戻しておいてくださいね。詳しく学びたい人は「麻酔器の始業点検」と検索。